こんにちは、りらです。
2024年5月に任意整理の支払いが完了しました。
およそ6年間にわたる返済の履歴、支払った金額などをご紹介させて頂きます。
- 任意整理をした会社:8社
- 和解金総額:約295万円
- 弁護士費用:約48万円
- 支払期間:2018年4月~2024年5月
弁護士費用を最初の7か月間で支払い、その間に和解手続きを進めてもらいました。
実際に「返済」が始まったのは2018年11月からです。
それでは、任意整理を依頼した当時の様子を順番にご紹介していきます。
任意整理開始から終了までの時系列
和解金と弁護士費用を合わせて、総額約350万円を使いました。
任意整理は自己破産とは違って「返済」が必要になる債務整理方法です。
- 家族にバレたくない
- 官報に掲載されたくない
- 返済するために働く意思はある
特に家族バレが一番嫌だったので、当時は会社員を辞めてすぐでしたが任意整理ができるよう、すぐに再就職しました。
弁護士費用の払い込み
今の自分の状況で任意整理が可能かどうかは、弁護士さんの判断になります。
※状況によっては個人再生や自己破産を勧められることもあります
予約をして、事務所を訪れた当時は無職だったのですが、安定的な収入があること(パートやアルバイトでもOK)が条件だったので、すぐに職探しをすることを約束。
相談後の早い段階で督促の連絡が止んだのが精神的に大きかったです。
後日すぐに派遣で働くことになったので連絡。
正式に受任していただく事ができました。
受任通知を頂いた後は、和解交渉の間(約6か月ほど)に弁護士さんへの報酬を分割で支払っていました。
※和解交渉には時間がかかるので、先に弁護士費用を払い始めます
※着手金+解決報奨金+減額報奨金が弁護士費用となります
私の場合、約48万円の依頼金をを支払いました。
- 4月:10,000円
- 5月:70,000円
- 6月:80,000円
- 7月:80,000円
- 8月:80,000円
- 9月:80,000円
- 10月:80,000円
3月は途中から仕事を始めたので、給料がほぼなく…
前の職場から「立替金」という名の欠勤分の請求が来たので地獄でした。
ですので、払える金額がほとんどなくて初月は10,000円ほどでお許し頂きました。
それから半年ほどはガッツリ多めの金額を入金。
派遣で働き始めたのですが、給料の40%ほどを持っていかれるのは正直辛かったです。
また、正社員の仕事を辞めたことで住民税の支払いも自分で行わないといけなくなっていました。
それをすっかり忘れていたんです。
このあと、7月にはさらなる大事件が起こります。
そう、裁判所からの「特別送達」が来てしまった事です。
返済金の払い込み開始
2018年10月までには8社全てとの和解が成立して、いよいよ和解金の返済開始です。
弁護士さんには「月にどのくらい返済可能ですか?」と聞かれ、「5万円ほどなら・・・」と答えていました。
しかし、実際は月額6万円の返済スタートだったので若干厳しかったです。
※給料の約30%を占めている状態
→自分が蒔いた種なのにゴネたくなるアホでした
返済計画表を受け取り、最終入金予定日が2024年の8月だということを確認。
この時は6年先が遥か遠くに見えました。
ちなみに、裁判所から来た「特別送達」の件は弁護士さんにアドバイスをもらいながらなんとか簡易裁判を経て分割入金をして解決しています。
※出廷はせず、原告と直接会話&書類を簡易裁判所に提出して和解しました
マジで怖かった。もう二度とこんな経験したくない。
返済を始めておよそ2年経過。
途中で何度か返済額を少し少なくしてもらう月があったりと不安定な時期もありましたが、なんとか遅れなく支払いを続けていました。
2019年秋ごろから少しずつ話題になっていた新型コロナウイルスの蔓延。
翌年2020年の1月からは日本でも本格的に状況が悪化してきました。
そんな中、初めてのリモート業務を経験したりしながら同じ職場で働き続けていましたが、嫌な予感が徐々に大きくなっていたのを今でもよく覚えています。
新型コロナで派遣切り、返済の危機
なんとなく、周りの雰囲気がおかしいなと思っていたら予想通り雇止めの通達が来ました。
派遣社員なので仕方がないものの、2年近くは勤めた職場なので寂しさと悲しさを覚えました。
仲が良かった社員さんには惜しんでもらえたので、その点は良かったかなと思います。
しかし、感傷に浸っている暇がないのが債務者です。
収入がなければ返済ができない、ということで、急いで次の職場を探しました。
※2か月遅れると残金一括払いとなってしまう契約なのです
雇止めの通達を受けたのが2019年11月だったので、正式に退職するのは12月末です。
1月から働ける職場を探さねばなりません。
年末年始でバタバタしている中、ようやく就業先が見つかったときは嬉しくて他には何も考えられませんでした。
ようやく手にした新しい職場でしたが、仕事内容が聞いていたものとは違ってかなり難易度が高くて絶望。
「これくらいできるって聞いてたんだけど?」という雰囲気の中、傷は浅い方が良いと思い即座に担当営業へ相談。
2週間だけお世話になった後すぐに辞めることになってしまいました。
お互いの認識違いで大きな不幸をもたらすところでした、危ない。
ということで、1月半ばにしてまたしても無職になってしまいました。
年末年始の休暇を挟むので、ほぼ働いていないのも同然の状態で給料が潤沢にあるわけでもなく…
2月分の返済のためにさらなる転職活動を始めました。
ダブルワークで繋ぐ返済
2021年1月下旬、なんとか医療事務のアルバイトに合格して働き始めました。
派遣の仕事はなかなか決まらず、焦ります。
ただし、ネットで応募→面接の時点では素敵な医院の印象だったのですが、入ってみると地獄のような環境で1週間ほどで辞めたくなるほど。
一言でいえば、スタッフの雰囲気がヤバい。
陰で悪口は当たり前。
仲がよさそうに見えても、その人がいない日は悪口や文句を喋る喋る。
未経験でもOKということで入ったのに、1回で覚えろ、できないのかといった圧力。
派遣の仕事が決まったら辞めたい、それまで頑張ろうという気力だけで働いていました。
2月に入ってようやく派遣の仕事が見つかりました。
ただ、週1回の出社以外は基本的にリモートワークだったので、平日は派遣の仕事をしつつ土日は医療事務として働いていました。
体力がないので、基本的にリモートワークとはいえ徐々に「休日なし」状態が辛くなり…
バイト先の雰囲気も最悪だったので辞めるにやめられず。
というのも、この医院って受付スタッフの入れ替わりが激しかったみたいなんです。
それに気付けていれば応募しなかったのに…と自分の運の悪さを呪いました。
とにかくこのアルバイトを辞められるまでの4か月間は地獄でしたね。
返済用のお金と生活費に余裕は出るけれど、精神的にもかなり辛かったです。
辞めるそぶりを見せると、急に優しい態度を見せてくるのも非常に怖かったです。
求職活動で年収アップ→完済
時給も高めで、率先してリモートワークをさせてくれる神様のような職場を見つけることができました。
まだ1回目のワクチン接種が一般には開始されていない頃です。
新型コロナウイルスへの感染が怖くて、外出自粛が続いていた時期に渡りに船でした。
この職場に出会えたことが、苦しみから解放される第一歩になったような気がします。
ほぼ同時期に、新型コロナの影響で職を失ったことで借りることのできる特例貸付金も合格して数十万円の振り込みを確認。
なんとか期日までに入金することができたので良かったです。
医療事務のアルバイトは、いじめのような扱いを受けつつも辞めようとすると引き止められるという面倒な状況が続いていました。
ですので、外面の良かった院長に直談判をして5月で退職。
晴れて自由の身?となることができました。
※悩みの種は主に従業員
しっかりと働いた分の給料は頂けましたのでもう思い出さないようにしています。
(院長が体面を気にする人でよかった)
新たな派遣先で安定して働くこと3年。
毎月の最低返済額に加えて、何度か多めに入金ができるようになったので実行しました。
自分に合う職場を見つけることができれば、本当に人生が変わりますね。
2024年5月に入ったお給料で最後の入金が完了。
完済することができました!
毎月支払う金額の変化
私が任意整理を依頼した弁護士事務所は、毎月の最低返済額を決めて一覧表にしてくれていました。
全70回、5年10か月で完済する計画です。
- 2018年:6~8万円
- 2019年:5~6万円
- 2020年:5~6万円
- 2021年:4~5万円
- 2022年:4万円台
- 2023年:1~4万円
- 2024年:1万円
一番つらかったのは、派遣切りからのアルバイトと職探しでした。
資格を持っているとはいえ、未経験での医療事務は本当に大変でした。
その医院の雰囲気のせいもありますが、かなりのトラウマになりましたね。
結果としては3か月繰り上げて、5年7か月での返済期間でした。
任意整理を終えて
- 家族カードでまかなっていた生活費
- 新型コロナ特例貸付金
これらの返済が残りますが、一つの大きな山を越えて気持ちが楽になりました。
また、まだ任意整理中だった時期に【ライフカード(Dp)】にも合格したので嬉しかったです。
真っ白になったクレヒスの修行にも力を入れて、ゆくゆくは家族カードを卒業、自分名義のクレカが持てる日まで頑張りたいと思います。
まだまだ、やりたいことを諦めない!